山口県酪農シンポジウム
 

平成14年1月17日(木)、山口県菊川町にある「ふれあい会館アブニール」において、グリーンライン推進機構と山口県酪農農業協同組合の主催による酪農シンポジウムが開催され、山口大学農学部教授 田浦安穂氏による「牛が馬の話をする」、農水省畜産改良センター企画部長 酒井豊氏による「我が国の畜産経営支援施策について」の2つの基調講演をして頂きました。

 

牛が馬の話をする

  田浦 保穂 氏
    (山口大学教授)
  プロフィール
    昭和57年   東京大学博士課程修了
    現在      山口大学教授(家畜外科学教室)
  

講演内容

  • 講師自身も実践していることとし、
    • 1日1万歩。(自家用車は持たない)
    • 1日2リットルの水を飲む。
    • カロリー摂取を抑える。
    • 人前に出て喋るようにする。
    • 気持ちを楽に持ち、ドーパミンを出すように心がける。
    畜産の世界にも通じることであるとし、BSE発生の背景も、無理な経営を行ってきた結果ではなかろうかと懸念する。

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わが国の畜産経営支援施策について

  酒井 豊 氏
    (独立行政法人 家畜改良センター改良部長)
  プロフィール
    昭和56年   北海道大学大学院修士課程修了
    現在      独立行政法人 家畜改良センター改良部長
  

講演要旨

  • 生産者あっての施策であり、生産者のニーズが必須であることを基本として、現在国が行っている、BSE対策16事業および酪農・肉用牛振興の施策17事業について、おもな対策を紹介。
  • BSE対策の中で、家畜個体識別システムについては、再装着不可能な耳標であり、人間でいえば、戸籍と住民票にあたる。消費者にも安心して情報を提供できる他、子牛基金、マル緊などの価格補填事業、NOSAI、屠畜場でも統一した番号を使用するようになることを説明。
  • 酪農・肉用牛振興の施策については、粗飼料自給率向上策、雌雄産み分け、牛群検定事業の普及、堆肥舎の建築設計基準の緩和など、酪農をするうえで必要な事業は、全て網羅していることを説明。

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参考 我が国の畜産経営支援施策について参考資料・・・我が国の畜産経営支援施策について 
   畜産における技術体系(イメージ)  [33KB]
   酪農経営を支援する組織・システム(概念図)  [46KB]
   酪農・肉用牛生産の振興のための主な対策一覧  [212KB]
   個体識別実施の効果  [37KB]
   事業化の経緯  [45KB]
   家畜個体識別システムの効果  [58KB]
   家畜個体識別システム研究開発事業の概要  [144KB]
   2年型乳量に及ぼす遺伝的能力と飼養環境の効果の関係(全国)  [132KB]
   中山間地域の畜産の状況  [134KB]
   家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律の基本的枠組み  [42KB]
   家畜ふん尿処理法とその脱臭・防臭法  [92KB]
   「畜舎設計基準・同解説の改定経緯及び今後の動向」  [
260KB]

 

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