養豚技術向上研修会
 

豚の人工授精について

 平成13年11月22日(水)、山口県美祢市にある県畜産試験場会議室において、豚の人工授精に関する研修会を行いました。今回は、鳥取県中小家畜試験場 繁殖科長 米村 功氏を講師とし、「豚の人工授精の利用について」と題して講演をして頂きました。

講師のプロフィール
経歴
  昭和58年   茨城大学農学部卒業
  昭和58年   鳥取県入庁
  昭和59年   鳥取県中小家畜試験場 繁殖科
                  現在に至る
試験研究

  • 系統豚の造成、維持改良
  • 豚の人工授精技術の研究
  • 豚の受精卵移植技術の研究

講演内容

  • 鳥取県中小家畜試験場には養豚科と繁殖科があり、養豚科には約40頭、繁殖科には50頭の豚がおり、仕事としては農家の方と同じ事をやっている。鳥取県では昭和40年頃から人工授精に取りくんでいる。鳥取県の豚人工授精普及率は県全体では50%(企業化されているもの)、試験場10%、農家では5%と全国的には高い普及率となっている。人工授精を導入するについては、まず精液が必要であり 1.購入精液を利用する(外部導入) 2.自家採精をする(道具を揃えること)の2通(外部導入先としては、富士農場・全農西日本サービス等がある)
  • スパイラルカテーテル
    人工授精導入による経営上の利点
    • 雄の繋養頭数の減少
    • 夏場の繁殖成績低下の軽減
    • 斉一性に優れた肉豚群の生産可能
    • 種雄豚から感染する疾病の予防が可能
    • 高能力種雄豚の導入が容易になる
    • 交配時間の短縮による労働時間の削減が可能
    • 仕事の計画化、一斉化に対応しやすい
    • 雄の飼養設備が最小となる

豚の人工授精について研修会資料へ(PDF)

 

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