牧場で堆肥作りとバター作り体験

 平成15年11月11日(火)、防府市の市街地にある池田牧場(経産牛36頭)に近くの牟礼南小学校6年生が環境の勉強とバター作り体験にやってきました。家庭から出る生ごみを持参し、堆肥の山に混ぜ、生ごみ堆肥を作り、自分たちの学校の花壇に利用します。そして、池田牧場の今朝搾乳した牛乳を試飲した後、バターを作りました。池田牧場は2003年春に牧場を建て替え県内でも少ないフリーストール牛舎とパーラー、堆肥処理も密閉型堆肥発酵施設を装備し住宅地でも経営ができる酪農を目指し、牛を飼っています。池田牧場では堆肥処理には気を使っており、日ごろから近所の方が生ごみを持参し、堆肥に混ぜ、できた堆肥を家庭菜園ように活用しているそうで、地域に受け入れられる酪農を実践している。
 今回は、近くの小学生を対象に体験学習を計画し、食と緑の県民フォーラムの支援により実現し、コンサルタントもサポートをしました(2003.11.11 清水誠)

牟礼南小学校から歩いて牧場にやってきた児童達。環境プランナー市川さんから今日の体験の説明があります。
少し雨が降ってきたので、牛舎の中で質問コーナー。
「牛の乳は1日何リットル搾れる?・・・」
牧場探検ではいろいろな質問の答えを探しています。質問に答えているのは池田牧場の代表英雄さん。
小学校の給食で牛乳を飲めない子がいると聞きとても悲しく、これではいけないと考えています。
自分たちが持ってきた生ごみを堆肥に混ぜます。その前に、発酵している堆肥に触れてもらいました。60度の堆肥に触って熱い、暖かいの歓声が上がっていました。
生クリームと牧場の牛乳を混ぜて、10分ペットボトルで混ぜます。できたバターはクラッカーにつけていただきます。味はどうでしたか?
体験が後半を迎えたとき、ちょうど出産が始まりました。はじめて見た子供たちばかりで、興味津々。とくに女の子は真剣なまなざしで見ていました。生れた子牛は雌なので、2年後には池田牧場で牛乳を生産します。
大きくなる過程を見に来てください。

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