水田放牧を活用し増頭した
日置町 熊野菅人さんの水田放牧の事例
熊野菅人さん(63才)、昭乃さん(60才) 熊野さんは、杜氏をされていましたが、平成3年度に水田放牧定着化促進事業に取り組まれ、繁殖牛3頭の放牧から始められました。その後、連動スタンチョン設置牛舎も作り、着実に増頭を図るとともに、平成4年には家畜人工授精師の免許を取得し、現在は自分で人工授精をされています。また、自宅には牛の像を建てられており、牛に生き甲斐を感じられています。
水稲と肉用牛繁殖経営をされており、現在は繁殖牛30頭を放牧飼養されています。母牛は周年昼夜放牧で、子牛は4ケ月齢まで制限ほ乳を行い、離乳後は舎飼いをされています。補助飼料給与及び観察は朝夕の1日2回行い、人工授精はそのときに行っています。
放牧地のうち、水田放牧地は1.5haで綺麗なシバ草地になっています。その他に、原野及び山林0.5haに放牧されています。
〒759−4402 山口県大津郡日置町畑