省力生産を心懸けている
油谷町 水岬の水田放牧の事例
この放牧場は、油谷町肉用牛振興協議会の会長である元永素さんを中心に、6名で共同利用されています。この向津具地域は棚田が多い地域ですが、高齢化等で耕作放棄地も多く、荒れた水田が多くあります。この状況を憂えた元永さんたちは、牛を放牧することによりこれらの土地を保全しようと考えられ、この場所で水田放牧を始められました。
この放牧場は、平成12年2月から放牧されており、低コスト生産及び省力生産に心懸けておられます。母牛は周年放牧され、分娩も放牧場で行われています。生れた子牛は、離乳まで母牛とともに放牧され、4ケ月齢で離乳し牛舎につれて帰り育成されています。 授精も放牧場のスタンチョンで行われています。牛の観察は、朝夕の1日2回巡回され、発情牛及び異常牛の確認をされています。
耕作放棄されていた水田約2.4haで放牧されています。放牧頭数は、常時10頭を目標にされており、牧柵はソーラー電気牧柵を使用されています。
〒759−4622 山口県大津郡油谷町向津具水岬
連動スタンチョン設置の避難舎