゙本廣牧場で酪農体験学習と乳業工場見学(鋳銭司小学校)

 平成22年9月3日(金)まだ猛暑が続いていますが、夏休みも終了しました。2学期始まって直ぐですが、山口市立鋳銭司小学校3年生16名と学校関係者、保護者など24名、スタッフ6名が、地元で酪農経営を行っている本廣牧場に集まりました。本廣牧場は昨年4月に牛舎や搾乳施設を新設し、飼養方法もつなぎ方式からフリーバーン方式へと変更しました。搾乳方法も牛が搾乳するところまでやってくるパーラー方式へ変更。規模拡大に伴い、小学校周辺の水田を活用して、たくさんの自給飼料を作っています。
 今日は、小学校周辺にたくさん転がっている白い玉の謎を確認?ではないですが、酪農という仕事について学ぶ「ふれあい体験学習」のために希望する保護者も一緒に体験をしました。さらに、搾られた牛乳がどうやって学校給食の牛乳になるのかを学ぶために、乳業工場へも見学に行きました。
 本廣牧場では、靴底消毒や手洗いを丁寧に行い、スタッフ紹介後、酪農ヘルパーによる搾乳作業の様子を見学しました。大きな乳牛が6頭づつ並んでいる様子に子どもたちもビックリです。「触ってみるか?」の一言で、希望者に前搾りをさせてもらました。勇気あるお母さんも「私のより大きい」と感動しながら搾っていました。
 さて、あの白い固まりの中身を見せてもらいました。子ども数人でやっと動かせるロールベールの中身は漬物のようになった草です。臭いが苦手な子どもたちはちょっと迷惑そう。このロールベールを1日2個牛たちが食べることを学び、実際にトラクターで給与するところも見学しました。牛も顔を見ながら、補助飼料を与える作業は子どもたちが行ないました。
 次はバスに乗って乳業工場見学です。到着するまでの間、酪農やロールベールの質問を受け、解説をしました。
 工場では、奥野課長が対応し、工場紹介後、製造過程を見学しました。見学後は、3種類の牛乳「きらら、低脂肪、特濃」を見せながら、特徴と成分表示について説明後、少しずつ味見をしました。
 帰途、「牛乳ができるまで」のDVDを視聴し、12時ちょっと過ぎて小学校へ帰ってきました。参加した皆さん、お手伝いをしてくれたスタッフの方大変お疲れ様でした。 アンケート集計PDFファイル
(2010.9.3総括コンサルタント清水誠<やまぐち畜産ふれあい体験交流事業事務局>)

本廣牧場に到着です。
しっかり消毒をします。
ここが搾乳をする部屋
子どもたちが前搾りを体験します。
お母さんも体験!
登下校でよく見るこの固まり。
目の前で割ります。
草の固まりでした。
臭いは?
この大きな機械で牛の餌やりです。
補助飼料は子どもたちの担当
本廣さんの指示に従って牛に与えます。
これだけの量が食べられるのか?
乳業工場です。
パンフレットで工場の説明です。
いろいろなラインがあって、牛乳が詰められている様子が確認できます。
牛乳にはいろいろな種類があります。
説明だけでは分からないので、3種類を試飲。
さらにお代わりをする子どもたち。
牛乳が好きですね。

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