゙牧場での体験学習を理解するための研修会

 平成22年8月23日(月)山口市秋穂二島にあるセミナーパークに学校教育関係者と畜産農家、支援者を対象とした畜産体験学習を理解するための研修会を行いました。
 学校関係者25名、牧場関係者9名、支援者27名、事務局4名が集まり、協会冨岡専務あいさつの後、
「牧場ふれあい体験から、学校と連携した畜産ふれあい体験学習へ」 協会 清水
「全児童で取り組んだ牛の学び」 岩国市立神東小学校 岩永尚枝教諭
「体験学習受入を通じて」防府市 池田牧場 池田英雄氏
で話題提供、講演を行った後、教育側、牧場側に別れての意見交換会を行った後、山口大学農学部教授で、やまぐち畜産ふれあい体験交流活性化会議委員でもある高橋教授に司会をお願いし、パネルディスカッションを行いました。
学校全体で畜産体験学習に取り組んだ岩永先生は、子どもたちの変化を確認しながら和牛、酪農、乳業工場、畜産試験場へと体験を広げていった過程を直接聞くことができました。
池田さんは年間多くの小学校を受入ており、体験内容もメニュー化し家族全員で対応するとともに、サポーターとも連携しながら実践していることを紹介。子どもたちの感謝の言葉に支えられていることを披露。
意見交換では、それぞれの立場からたくさんの意見がでました。子どもたちに接する先生からは、今の教育における体験不足、保護者の意識の低さも同様であるなど、人が生きていくうえでの命や食にかかわる教育ができていないこと。また、体験学習をどこへ相談したらいいのか。畜産体験は特別やるのではなく、授業の一環としてできることなどの発言がありました。
受入牧場からは、生産の場を見せること、それが消費拡大につながる。さらに、農村の現状に必須となる結いを取り戻すための基礎となるなどの発言がありました。
畜産ふれあい体験を実践している協会からも、畜産農家と学校だけに任せるのではなく、支援者(デリ・ファーム)でサポートすることの重要性も説明。
アンケート結果 (2010.8.23やまぐち畜産ふれあい体験交流活性化会議事務局 清水誠)

事業で作った牛等身大も展示。
正面には、岩国市立神東小学校の児童が描いた「牛の学び」の成果
である、版画や絵画を展示しました。
牛を正面から描くことは大人でも難しいことです。
畜産振興協会 冨岡専務のあいさつです。
神東小学校岩永先生の講演
酪農家 池田さんが受入を継続して、自身も変ってきたことを披露。
パネルディスカッションです。
学校側、牧場側の意見交換を深めることができました。


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