池田牧場で消費者の牧場体験

 平成20年11月12日(水)今日は、防府市にある池田牧場で、地域の消費者の牧場体験です。池田牧場はこれまで、近くの牟礼南小学校の総合学習をはじめ、市内外の小学校、中学校の体験学習や高校生・農業大学生の研修受入、さらには防府市生活改善実行グループサンサングループ活動の中心となっていました。
 今回は、こども達だけでなく、地域の消費者を招いて牧場の取組みや牛乳が出来るまでの勉強、牛乳を使った料理紹介による講習会を池田牧場さんと企画しました。
 参加者は防府市婦人会の有志16名、ご近所の方6名、防府市内で活動しているボランティアグループ12名、サンサングループ8名、牧場2名、関係者3名です。
 スタッフの自己紹介の後、池田さんのあいさつ、続いて牧場の概要を紹介しました。
 畜産振興協会から資料を提供し、酪農、牛乳、資源循環型農業のことなどを解説しました。
 防府酪農の営農指導員が搾乳施設と牛乳出荷の流れをパーラー内で説明後、池田さんが牛舎、たい肥舎、サイロ、機械などを順番に説明しました。
 視察後は、市販の(防府酪農)牛乳を使ってカッテージチーズ作り体験を行い、サンサングループの定番「ミルク鍋」を試食しながら情報交換をしました。
 試食後は、ボランティアグループによるオカリナ演奏会がはじまり、参加者や乳牛もゆっくりと鑑賞することができました。
 多くの方に牧場の様子を見てもらい、様々な分野の方が牧場で交流する。牛を見て美味しい牛乳料理やお菓子を食べながら過ごす時間を作る牧場は、このような時代だからこそ求められるのかもしれません。
参加者アンケート結果。(2008.11.12 やまぐち畜産ふれあい体験交流活性化会議事務局 清水誠)

池田さんのあいさつと牧場の概要紹介です。
テキストを使って、酪農や乳牛のことを紹介しました。
パーラーの説明です。
分娩した後にちょっと体調が悪い牛です。
搾乳をしている牛の説明です。
連動スタンチョンの説明もしています。
牛が食べている飼料の確認です。
搾乳牛の向かい側の牛房には、肉になる交雑種や将来乳牛になる育成牛がいます。飼料の違いがわかりましたか?
ここが牛のトイレ。
大きな筒を1週間かけて通っていきます。
数ヶ月たい積して臭いのない堆肥になるところを見てもらいました。
戻したい肥用に再度モミガラを混ぜています。
温度が60℃以上になっているところを確認しました。
牛乳を加熱し、酢を入れてできるカッテージチーズの実演です。
醤油に合うことに感動していました。
お昼は、ミルク鍋です。
こちらは、牛乳と寒天を使ったデザートです。
池田牧場の畑でたくさん出来たカボチャです。
瓢箪のような格好をしていますが、味は甘く、煮ると直ぐに柔らかくなります。
防府市のボランティアグループ「防府オカリナ愛好会」の演奏です。グループは各地で演奏会を行っていますが、今日は牛たちも熱心に聴いていました。
牧場での演奏会を毎年の定番にしてください。

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