小学校での畜産ふれあい体験学習
(わくわくいきいきモーモースクール in 大嶺小学校)

 平成20年10月27日(月)。今日は、昨年に引き続き美祢市立大嶺小学校へ畜産農家の牛を持ち込んでのふれあい体験です。2年連続ですが、校長先生や栄養教諭、担任の先生は全て異動されたので、先生方は皆さん初めての体験となり、教育関係者向けの実践講習会として実施しました。
 参加した1年生70名です。この日は保護者参観日なので、保護者の方も54名ほど見学に来られました。小学校は校長先生をはじめ担任の先生方4名や栄養教諭1名など全校挙げての協力です。
 スタッフは体験受入に関心のある酪農家3名、肉用牛農家3名、田邊牧場の和牛1頭。今回は搾乳体験用の乳牛は確保できなかったので、畜産試験場の和牛子牛2頭、畜産試験場職員3名、酪農乳業協会4名、美祢農林事務所畜産部1名、協会6名で支援しました。みなさんのご協力に感謝します。
 3クラスの1年生が体験することを踏まえて、3つの体験コーナーを用意しました。2時間目から4時間目を使っての体験はどうだったでしょうか?
@和牛体験コーナーでは、美祢市内で放牧に出ている田邊さんの和牛を見ながら農家の方からのお話、和牛登記を見ながら和牛の測尺や鼻紋採取を通して大きな牛に触ってもらいました。畜産試験場からきた子牛には十分ふれあってもらいました。保護者の方向けには美祢市で広がっている山口型放牧について農林事務所畜産部から紹介していただきました。
A酪農体験では牛等身大の絵を見ながら畜産試験場サポーターからホルスタインの説明をしてもらい、酪農の仕事について酪農家からお話をしていただきました。本物ではありませんが、搾乳キットを使って乳搾り競争で搾乳の仕事を感じて(?)もらいました。
B牛乳加工体験では、酪農乳業協会から牛乳のお話しの後、牛乳を食べようをテーマにカッテージチーズを紹介し、バター作りに挑戦してもらいました。作ったバターとホエーを使ったジュース、チーズインみたらし団子の試食も行いました。
体験の後は、各クラスの乳搾りチャンピオンを表彰し、畜産農家の皆さんには子ども達と給食を一緒にしてもらいました。この日は和牛体験の一貫として、ほんの一口ですが牛肉も試食してもらいました。
 この日は、地元ケーブルテレビが取材にこられ、後日紹介していただいたそうです。参加者のアンケート結果(2008.10.27 やまぐち畜産ふれあい体験交流活性化会議事務局 清水誠)

畜産試験場の子牛が先にやってきました。
畜産振興協会冨岡専務のあいさつです。
酪農コーナーです。
乳牛のお話です。
酪農家の林さんのお話です。
酪農家の指導による乳搾り競争です。
酪農家水谷さんが1頭の乳牛が食べる飼料を紹介しています。
和牛コーナーです。
肉用牛繁殖農家の田邊さんのお話です。
子牛を使って測尺を行いました。
牛にしっかり触れたかな?
美祢市には田邊さんの牛があちこちに放牧されています。
牛乳加工コーナーです。
酪農乳業協会吉村さんから牛乳のお話です。
ホエーを使ってマンゴージュースの実演です。
一人一人がバター作りに挑戦です。
給食タイム
酪農家林さんはちょっと恥ずかしそうでした。
酪農家土山さんと肉用牛繁殖経営井上さんは賑やかに交流です。
田邊さんご夫婦の参加したクラスはとても元気でした。

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