栄養満点!小学生が牛乳料理にチャレンジ

 平成20年2月16日(土)、防府市牟礼にある牟礼福祉センターで「やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会」と牟礼児童館の共催で「小学生が牛乳料理にチャレンジ」を行いました。今回は児童館の募集に応じた小学生38名が集まりました。講師は、酪農家の池田さんを中心とする防府市生活改善実行グループ「サンサングループ」7名にお願いしました。サンサングループは牛乳鍋PRを継続的に行っており、牧場研修や地域のイベントでもその腕を披露しています。今回は小学生でもできる料理を考え、事前に児童館の先生とも試作・試食を行い準備をしていただきました。当日は、児童館の職員の方、事務局や協議会委員、防府市職員、酪農乳業協会職員など6名でにぎやかなこども達に対応しました。
 スタッフや参加者の紹介、諸注意の後、良く手を洗って料理開始です。
「カスピ海ヨーグルトケーキ」は、ケーキ型・底の生地をしっかりこねることからチャレンジます。
「ヨーグルトずし」は、ちょうど炊き上がったご飯にすし酢(酢、砂糖、塩)にヨーグルトを加えるものです。子供たちはラップですしを丸めて、うす焼き卵などの具材を載せていきます。
「具たくさんのミルクスープ鍋」は、高学年のこども達に野菜を少し切らせ、池田さんが持参したカッテージチーズ(初乳から作ったもの)を利用しました。
 米やサツマイモなどキノコ以外は全てサンサングループが生産したものを使いました。
 3品できたところでちょうどお昼です。ケーキは焼いた後冷ますので、後からにして、すしと鍋を頂きました。しばらく食べたところで、牛と言えば牛肉。今回は2種類の品種を用意しました。いずれも、モモ(ランプ)を使ったサイコロステーキです。食肉流通関係の事業を行っている委員が腕をふるい、固くならないように焼き上げ、先ず、黒毛和牛を食べてもらいました。次は、ホルスタインの肉です。塩と焼き方は同じです。後でどっちが美味しかった?と数名の子供に聞きましたが、ホルスタインの肉と答えた子も結構いました。
 食後は、運動です。バター作りに挑戦してもらいました。材料の説明をして、後はひたすら振るだけです。バターミルクと上手く分離した子供とそうでない子供に別れましたが、子供たちには、自分が作ったバターという意識が強いのか、クラッカーにたっぷりと付けて食べていました。
 食べて、運動した後は、勉強です。予め用意した牛クイズ7問に挑戦してもらいました。1年生から6年生までいるので、回答の説明も難しかったのですが、何か一つでも記憶に残ればと思います。
 最後に、チーズケーキとミルクドリンクのおやつで終了です。
 今日の講師、池田さんから、牧場のお話、サンサングループの話、命を頂くお話をしてもらいました。児童館職員の方も真剣に聞いてもらったようです。
 解散後、児童館の方と池田さんが来年度、牧場見学も含めた活動の実施に向けて話をしていました。せっかく、牟礼に牧場があるのですから、多くの子供たちに酪農、牛乳の理解をしてもらう機会を継続的に作ってもらうといいですね。
 参加された皆さん、支援して頂いたみなさん、お疲れ様でした。(総括畜産コンサルタント・やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会事務局 清水誠2008.2.16)
これまで使ったポスターなどを活用します。
参加人数が多いので、準備が大変。。
料理開始後、すぐにこのような状態です。
サンサングループのメンバーもいろいろ説明しながら
料理を作ります。
児童館の先生もサポートします。
ご飯にすし酢を入れ、その後に、ヨーグルトを入れます。
ちょっと変な感じですが、味はまろやかです。
ラップで丸くします。
講師といっしょに、いただきます。
バター作りの様子です。
池田さんのお話です。
子供たちも先生も真剣に耳を傾けています。
今回の日程です。