維新の地山口で西日本酪農発表大会開 

 この発表大会は中国四国持ち回りで行われると聞いています。そういえばと「やまぐち畜産ひろば」現地レポを開いてみるとはじめての取材が1998年に山口で開催された発表大会だったのです。もう9年も経ったのかと月日の過ぎ去る速さを実感しています。今回は、引受県ということで、だれも発表しないわけにはいきません。協会も経営支援をしている阿武町の三芳牧場が自分の経営内容を発表することになりました。私は支援する立場上いつも、課題を見つけては文句をつけ、改善できそうな内容をいろいろ提案しているせいか、悪いところしか見えていませんが、県酪や農林事務所の方と三芳さんが一緒に書いた原稿には、将来展望もあり、よくまとまっていたと思います。
 人前で話すことは大の苦手と言っている三芳さんですが、これからの酪農経営者はそれでは通りませんので、良い機会になったと思います。
 当日は、三芳さんの他2名(岡山の土屋さん、鳥取の高間さん)が経営発表。3名(岡山の中村さん、広島の沖さん、鳥取の前田さん)が意見・体験発表を行いました。皆さんそれぞれ特徴があり、甲乙を付けるのは難しいと感じましたが、今回は、鳥取大山乳業の前田さんの体験発表に刺激を受けました。協会が事務局を持って実践している「畜産ふれあい体験協議会」がやろうとしている学校での出前講座を鳥取では酪農家自身が行っていることです。それも、幼稚園から高校、公民館まで年間48回も料理講習会を行っているとのこと。私も思わずエールを送りましたが、山口県の酪農家もどんどん実践し、PRできるように支援していかなくてはと感じました。(2007.4.19総括畜産コンサルタント清水誠)
<開催の詳細>
1 主   催         西日本酪農青年女性会議
2 開催期日         平成19年4月19日()1:30から
3 場   所         山口市湯田温泉2丁目「ホテル ニュータナカ」
4 内   容         経営発表、意見発表
5 参 加 者    約130名    

会場はほぼ満員になりました。
三芳君はトップバッターでした。
しっかりした声で、わかりやすく発表できたと思います。
昨年12月に若手リーダー研修会で話題提供をしてもらった
広島県「トムミルクファーム」代表の沖さんです。
まさに人を育てることを重視する社長さんであり、このような
考えの方が山口県にも増えてほしいと願ってます。
発表者全員が揃っての質疑応答です。
大山乳業の営農指導員は検定データを独自に加工した
指導用資料を披露してくれました。

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