平成18年度 親子で家畜とのふれあい体験ツアー
(第2回里山で牛とのふれあい体験)

 平成18年11月18日(土)、防府市久兼にある「ふるさと牧場」で「やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会」主催の「第2回里山で牛とのふれあい体験」を行いました。今回は11組29名の参加者が集まりました。NPO法人きららの里上田さんに講師をお願いし、ふれあいサポーター5名、事務局や協議会委員など6名で、にぎやかに体験交流を行いました。また、中央畜産会が事務局をしてる中央協議会5名も視察に訪れました。
 スタッフ紹介や牧場での諸注意の後、牛の餌やり体験をしました。和牛を知ってもらうために、ふるさと牧場で飼われている牛の登記書を使って、和牛登録の意味を説明・体験してもらいました。参加者には鼻紋を採取する体験もしていただきました。上手に採取できた子がたくさんいました。
 食育体験では、「きららの里」のスタッフの指導で、ふるさと牧場にある竹を使った加工や、竹炊飯の指導をして頂きました。4升炊きの大きな羽釜を使って棚田米を炊きました。カマドは石を使って組みました。地元の野菜と県産牛肉のバーベキューを堪能しました。さらに、近くの農家で収穫したコンニャク玉を加工して、昼食時に湯掻いてみました。竹加工では、食器や箸を作ってもらいました。
 自分たちで作った昼食の後は、ふるさと牧場山本さんのお話です。牛で里山を管理しながら、アグロフォレストリーを実践する経緯を話してもらいました。結構難しい話でしたが、子ども達も真剣に聞いていたので感心しました。だんだん雨脚が強くなりましたが、牛が管理している里山の散策です。途中で牛とも遭遇することができました。参加者は元気に山を歩いていました。
 今回もふるさと牧場山本さん御夫婦に大変お世話になりました。後日お会いした時に、また、来年の計画を話し合いました。どんな内容にするのか楽しみにしてください。参加された皆さん、支援して頂いたみなさん、雨の中大変お疲れ様でした。(総括畜産コンサルタント・やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会事務局 清水誠2006.11.18)
当日アンケート結果(大人子ども

最初のあいさつとスタッフ紹介、オリエンテーションです。
牛が食べる餌について、説明です。
お腹をすかせた子牛が喜んでいます。
佐波川の草です。
未利用資源の活用です。
お母さんも餌やりです。
今年県職員になったサポーターが牛の測尺を見せます。
胸囲も測ります。
鼻紋の採取方法のお手本です。
大変上手に採取できました。
和牛登録の手伝いができます。
子牛の心臓の音が聞こえましたか。
昼食を食べるためには自分で器を作るのが、このツアーの
ルールです。
東京からのお客さんも同じです。さあ、頑張って!
親子で協力して竹加工です。
姉弟の見事な連携です。鋸使い合格です。
石のカマドで棚田米炊飯です。
隣では、コンニャクを湯がいています。
雨が降ってきたので、茅葺ハウスの中で、山本さんの
お話です。
最後まで、静に聞くことができました。
里山散策です。牛が出迎えてくれました。
草がはえておらず歩きやすい山道でした。
近くの農家で収穫した大根を使って切干大根づくりです。