゙牧場を活用した体験学習・総合学習に係る研修会(畜産試験場)

 平成18年8月10日(木)畜産試験場を会場に学校の先生を対象にした研修会を企画しました。事務局も含め22名の研修会となりましたが、その中で先生は2名。大学の先生を含めると4名です。しかし、畜産関係ではないのに、牧場での体験学習に関心のある方が集まってくれたことは、とても嬉しく思いました。
 平成17年度に発足した「やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会」で取りまとめた報告書に特別寄稿をしていただいた周南市立福川小学校の藤井先生とお話をして、先生向けの研修会を急遽開催しました。先生は、和田小学校勤務の時、協議会の会長藤井さん(藤井牧場)のところで体験学習を行い、酪農教育ファーム活用の事例として最優秀賞も受けました。内容は和田小学校の総合学習を参考にしてください。
 事例発表では、小学校1年生が半年にわたって藤井牧場に通い、貴重な体験をしたことをパワーポイントを活用して丁寧に説明していただきました。お話の中では、牧場に通うようになるまでの苦労や藤井牧場とのやりとりなど、参考になることが多くありました。子ども達が変わっていくと同時に、藤井牧場も変わっていったこともわかり、酪農という仕事がとても奥の深いものであることを改めて実感しました。
 参加者からは、違う立場で牧場でのふれあい体験を実践している事例の紹介や牧場体験をするに当たっての課題などが話し合われました。
 遅い昼食の後は、畜産試験場の場内見学があり、日ごろは見ることのできない、山奥の放牧施設まで案内してもらいました。畜産試験場も県民に開かれた試験場を求められています。幸い、広い敷地を有する場内を活用して、一度に多くの子ども達を受け入れることも可能です。酪農家での体験学習を考える前に、畜産試験場で畜産の勉強をし、牧場に入る準備をしてみては如何でしょうか。
 夏の暑い時期でしたが、藤井先生、参加者のみなさん大変お疲れ様でした。 (2006.8.10総括コンサルタント清水誠<やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会事務局>)

西村畜産試験場長と藤井会長のあいさつです。
全体で22名の研修会となりました。
パワーポイントを駆使して紹介をしていただきました。
新しい学校に赴任した時は、毎週、学校周辺を散歩し、
子ども達を育てる地域の産業を探しているそうです。
自分の足で地域を知ることから始めることからも、先生の
熱意を感じました。
畜産試験場の酪農舎の前です。
搾乳ロボットの見学です。
和牛の種雄牛舎です。
大きな雄牛はいかがでしたか?
放牧管理グループの子牛牛舎です。


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