゙周南市立和田中学校で酪農の仕事、地域の取組みを講義(藤井牧場)

 平成18年7月10日(月)周南市立和田中学校の音楽室に全校生徒が集まりました。地元で酪農経営をしている藤井牧場の藤井朋子さんが教壇に立ち、酪農という仕事について、地域の農業や体験学習への取組みについて1時間ほど講演をしました。
 藤井さんは県下でも少ない酪農教育ファーム認定を受け、近所の和田小学校の総合学習を受け入れたことがあります。小学校1年生が半年にわたって藤井牧場に通い、貴重な体験をしています。その時の1年生が今、中学校2年生になり、今日、藤井さんの話しを聞いています。
 講演の内容は、自身が酪農家へ嫁いだ経緯、毎日の酪農作業、さらに、統計調査などの数値を使って、農家人口や食料自給率、資源循環型農業の課題について説明しました。さらに、和田地区への貢献として、和田ファームを設立し、市街地から転居してきた団地の子どもたちに農業体験や川遊び体験などの機会を作ったり、地域の有機農産物を支援する仕組みを作るなどの取組み状況を説明しました。
 これから、どんな職業に就くか考えはじめる中学生に、藤井さんの話がどのように響いたのでしょうか。酪農という仕事もやり方によっては地域に広く貢献できる仕事であることを理解してもらったら幸いです。<藤井さんは「やまぐち畜産ふれあい体験交流推進協議会」の会長でもあります>(2006.7.10総括コンサルタント清水誠)

藤井さんはパネルを使ったり、資料も自分で作ります。
中学生達は、とても静かに聞いています。
講演の後は、毎日の作業時間や地域の活性化に
ついて、また、牛を飼っているときの苦労などを質問
され、丁寧に回答していました。


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