1. 趣旨
平成11年に「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」が制定され、畜産農家は平成16年11月までに、野積み、素掘りの解消が義務付けられ、一定規模以上の牧場では堆肥処理施設の整備が進んでいる。
本協会としては、県及び、関係機関と連携しながら堆肥処理施設整備後の堆肥づくりの現状を調査し、適正な堆肥化処理に係る様々な課題も再認識しつつある。
今回は、耕種農家が望む堆肥とは何かいう視点から、良質堆肥の低コスト製造から広域な流通促進への課題など幅広い研究を行なっている、九州沖縄農業研究センター畜産飼料作研究部畜産総合チーム長 薬師堂謙一氏から、堆肥発酵原理を踏まえた良質な堆肥を生産のポイントや自給飼料、水稲、野菜、果樹など堆肥を利用する現場でのポイントを講演頂くとともに、県内の牧場で整備された堆肥処理施設利用の現状と課題について協議を行い、堆肥を資源循環できる安定した経営を確立する一助とする。
2. 主催
(社)山口県畜産振興協会
山口県酪農農業協同組合
3. 開催日時
平成18年3月23日(木) 午前11:00〜午後3:00まで
(受付10:30開始)
4. 開催場所
下関市菊川町岡枝511-6 サングリ−ン菊川 会議室(2F)
п@0832-87-1760
5. 内容
(1) 話題提供 (11:00〜)
「県内堆肥施設による処理状況と課題(アンモニアと硝酸濃度の変化など)」
山口県畜産試験場 畜産環境アドバイザー 太田壮洋氏
(2) 講演 (13:00〜)
「堆肥施用の基本と現場での利用について」
九州沖縄農業研究センター畜産飼料作研究部畜産総合チーム長 薬師堂謙一氏
(3) 意見交換 (14:30〜)
6. 参集範囲
畜産経営者、耕種農家、市町村、農協、農林事務所畜産部・農業部、県畜産課・農政課・経営普及課