気ままに現地レポ

 酪農発表大会に行く(吉本さん編)・・・山口県畜産会 清水誠

 今日は朝からあいにくの雨模様。せっかく酪農発表大会が山口県で開催されるというのに。今日、つまり、平成10年4月23日、山口市湯田温泉にあるホテル「常磐」で、西日本酪農青年婦人会議主催の酪農発表大会が行われました。県外から参集ということもあってか、昼から行われ、先ず、経営発表の部として、千葉多須子さん(岡山県)、助島猛久さん(兵庫県)、そして山口県から下関市の吉本篤さんが発表しました。

 千葉さんも助島さんも、かなり緊張しておられたようですが、発表内容はうまくまとめられており、相当練習をしてきたことが伺えました。山口県から比べると、酪農先進県の代表だけあって、経営内容も堅実で、技術レベルも安定しており、なおかつゆとりを持った酪農経営であることが伝わってきました。是非一度訪れてみたいと思いました。

 さて、我が山口県代表の吉本さんですが、私は、昨年から経営診断でお付き合いを?するようになりました。なんと、私が卒業した中学校の先輩に当たり、祖父のことも知っているような身近な人だったのです。

 それはどうでもいいとして、今回の発表にあたり、事前に全酪連さんの現地調査があり、私も立ち会った時のこと、「吉本さん、発表する内容まとまりましたか?」「いや、忙しくて」「発表要旨はできたんですよね?」「ああ、佐藤君(県酪農協の貴公子)が巧くまとめてくれたよ。でも、当日喋ることは要旨には書いてないことを言うから」「え?・・・」

 なんと、冗談ではなく吉本さんはそれをやってしまったのです。200人の聴衆を前に、全く臆する様子もなく、最初のスライドでは冗談も交え、会場から笑い声が出るとすでに吉本さんのペースになってしまいました。しかし、いかに話の上手な吉本さんとは言え、原稿なしで20分の発表を上手くまとめるのは至難の業。15分でブザーが鳴ったときには「もう15分たちましたか。まだ言いたいことの半分もいってないのに」と嘆きつつ20分の持ち時間は終わってしまいました。以下、記憶に残った言葉をいくつか紹介します。

写真;熱弁を振るう吉本さん

これ意外に、ちょっと、過激な発言もありましたが、吉本さんらしい?発表だったとおもいます。なお、吉本さんに関するデータは畜産状況レポートにもありますので、ご一読下さい。

写真2:自動離脱装置

写真3:パイプ牛舎内部

写真4:牛床(200cm×160cm)

写真5:サークルコンポ

写真6:堆肥舎

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