平成22年4月  42号

 もう4月というのにまだまだ寒〜い感じですが、スイセンにチューリップ、桜も大分咲いて春爛漫?満開からちょっと散り始めた桜の下を通る時の、希望ともなんとなしのもの哀しさの入り交じったキュンとした感じは何なんでしょうか?何か新しい事が始まるような、新しい出会いがあるような・・・ それにしても3月の大雪には参りましたねえ。ちょうど子牛市場の日で、出かけられた方は特に帰りが大変でしたね。相当時間をかけて帰られた方が多かったようですが、皆さん大丈夫でしたか?その他にも竹や木が倒れたり停電したり・・・とにかく大変な日でした。ところで昨年の忘年会は遠くの方も多数参加して下さり、大盛況でしたね。今度は総会(花見)ですが、ちょっと遅くなりますが下記のとおり計画しました。その頃には桜はとっくに散ってるでしょうし、そろそろ外の仕事が忙しくなる頃ですが、お互いのはなを愛でて目いっぱい充電しましょう。

                              記

1. 日時 : 平成22年4月22日(木)12:00〜14:00頃
2. 内容 : ピーチクラブ総会
3. 場所 : 道の駅<仁保の郷>2階和室
         山口市大字仁保中郷1034 Tel083-929-0480
4. その他 : 当日会費は実費(2千円程度)
          年会費がまだの方は併せてお願いします。(年間千円)
          

〈ひとりごと〉

 この度今後10年の農政指針となる食料・農業・農村基本計画が閣議決定された。「食と地域を再生するための大きな道標」のことで、食料自給率目標や6次産業化・戸別所得補償等、至って理想的な内容のようだが、このところの財政難で実現はかなり厳しいのでは?前にテレビの特集番組で≪ランドラッシュ≫というのを見て唖然とした。将来の食料の逼迫に備えて商社を中心に海外の広大な土地を買い付け、そこで生産した食料を流通させるということのようだ。このところあちこちで大きな自然災害が頻発し、輸入大国としてはどうにか食料確保しなければならないが、どうせならそれぞれの地域で可能な限り食料生産出来るよう支援し、必要な所に融通し合える体制を世界レベルで考えては?それには流通や保管方法等難しい問題もあるだろうが・・・。国内の狭い有効耕地を目一杯利用しても生産量は限られているだろうが、ビルの屋上で野菜作ったり、養蜂をやってる人もいるようだし、微々たるものかもしれないが食料にしても飼料にしても既に取り組んでいる事も含めて、まだまだ可能性は残っていると思う。現状で辛うじて維持されている農地も含めて耕作放棄地はますます増えるだろうし、貸し農園とか農業体験とか所々でブームになってる事も踏まえて検討の余地はあるだろう。 それにしても今の日本で食料の逼迫という事を少しでも考えている人がどの位いるだろうか?大半が輸入物乍らこれ程低価格の物が溢れている中で、物を大切にしようという気持ちは起こりにくいだろう。 不況、不景気と云われて久しいが、そんな中でも売れている物はどんな物だろう。安心・安全・安価の3A以外に、ちょっとしたアレンジが必要だと思う。思わず買いたくなるような存在感?人は最低限必要な物があれば生きて行けるだろう。でも少しは余裕というか遊び心がないと、ガチガチに固まってただ生きてるだけになってしまう。商品にもそんなちょっとした遊び心が欲しいものだ。品質等クリアした上でのことだが・・・以前から食育ということで各地でいろいろな取り組みがなされていて、県内でも関係機関や一部の農家の人達も加わって主に子供たちに現場を体験させたり交流の場お作る活動をされているようで、そういうことの積み重ねが将来大きい力になるかもしれない。お金さえ出せば大抵の物は手に入るだろうが、どんな物でも商品になるまでにいろんな人の努力や手間暇が掛かっている。その現場を少しでも垣間見ることが出来れば、物を粗末にする事も少なくなるかもしれないが、とにかく周りの人や物事に余りに無関心でいることはある種罪かもしれない。

4月になってだんだん忙しくなって来ますが、それぞれいろんな状況の中で不安一杯の人も、小さくても夢や希望を持ち続けたいですね。

戻る