平成16年7月  30号

 7月に入りいよいよ梅雨も中盤から終盤へと向かいうっとうしい季節となりますが、牛さんも皆さんもお変わりありませんか?

 4月にはおいしいものをおなかいっぱい食べていっぱいおしゃべりして、楽しいときを過ごすことが出来ました。今度はお勉強をしたいと思いますが、7月16日田万川町の岩本牧場さんで視察研修会を計画しましたので皆さん奮ってご参加下さいますようお願い致します。


ひとリごと〉
世の中いろいろなことが次々に起こるが、このところのイラク情勢は目を覆うばかりだし、三菱自動車によるリコール隠しに警察の文書偽造そして政治家の年金未納問題とこれだけ頻発するとアアまたかとさして驚かなくなってしまうのが怖いが、小学生の女の子による殺人事件はさすがにかなりの衝撃だった。どうしてそんなことになってしまったのかなんて簡単に説明のつくものではないだろうが、敢えて無理やり言ってしまえば、自分たちがやったことによってどれだけの人が迷惑を被ったり傷ついたりしているかということを想像することも出来ないのではないかということ。相手を思いやるとか相手の立場に立つということは簡単なことではないかもしれないが、例えばテロに関して言えば、その行為そのものは極悪非道でとても許されることではないだろうが、テロを起こすのも人間だ。その人たちがどういう理由でそういう行為に至るのかを考えてみることも必要なのではないだろうか?無闇に攻撃すればまた憎しみが憎しみを生み出すのでは?人はそれぞれ考え方も生き方も違う。まして民族や宗教などが違えば全く想像も出来ないくらい違ってくるだろう。罪は罪として裁かれるべきだろうが、これ以上憎しみを増やして欲しくないものだ。

 WTO農業交渉は大きな進展のないままとりあえず終了したようだが、関税の引き下げ方式については「関税率に応じて削減幅を設ける階層方式が実を結ぶ可能性が出てきた」とのこと。各国の思惑の違いで、特に食料輸出国と輸入国の対立でなかなか折り合いがつかないようにも思えるが、農業はどの国も重要な産業だしむずかしい問題だろう。国内の農業政策もいろいろ苦心惨憺しているようだ。担い手育成とか農地の集積とかいろいろだが、大規模経営に限らずいろんな規模や形態が入り混じって日本の農業を支えていくほうがいいのではないか?アメリカの牛肉はBSE発生によって輸入停止されているが、このところの政府間の交渉を見ているとゴリ押しで輸入再開に持ち込まれるのではという気もする。もし入って来た場合また国産物との偽装表示なんかが起きるんだろうなあ。もっとみんなが自分たちの仕事に責任と誇りを持ってやって欲しいものだが・・・

 これからしばらく蒸し暑〜い日が続き、そのうちにガンガン暑い日々がやって参りますが、牛さんも人間も体力をつけて万全の体制で臨みたいものです。とりあえず暑いときの視察になりますが、できるだけ多くの方の参加をお待ちしています。

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