平成14年11月
 長らくご無沙汰しておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
 前回、春のお花見は生憎の天候で、小雨は降るし風は吹くしで、花吹雪の舞い散る中、飛ばされないようにアレコレ必死で押さえての花見で、勇気ある女傑(?)5名プラス1名(子供さん)が参加しました。その内1名は新会員さんですので、ご紹介します。ご主人様と一緒に酪農経営されています。
  新南陽市  藤井朋子さん
 さて、今年も残すところひと月余りとなり、また忘年会のシーズンとなりました。昨年は岩崎さんの絶大なるご協力により盛大な忘年会になりましたが、今年はこちらの準備不足のため下記のとおり音無しく(?)やりたいと思います。日頃のストレス発散や情報交換等、賑やかに(他の人の迷惑にならない程度に)楽しく過ごしましょう。


<ひとりごと>

 昨秋のBSE発生以来1年以上過ぎ、子牛の価格は大分戻ったようだし、牛肉の消費も戻りつつあるような気もするが、原因の特定はまだできないままのようで、まだなんとなく不安な状態が続いているようだ。
 トレーサビリティーとか言っているが、どの程度浸透して来ているのだろうか。特に加工品なんかは原材料の表示はあっても、そのひとつひとつの産地表示までないだろうし、包装せずに秤り売りしてあるものなんかは何をか言わんやである。要は生産・加工・流通・販売等全ての段階でキチンと誠意を持ってそれぞれのやるべきことをやっていれば、昨今のような問題は起こらないのではないかと思うが・・・
 それにしても最近のスーパーなんかの安売り競争はものすごい。食品に限らずあらゆる物でいわゆる目玉商品として破格の値段で売られているが、それがだんだんエスカレートして来ているような気がする。確かに買う方の立場になれば、同じような物なら安い方を選ぶようになるんだろうが、安い理由を考えてみると、やっぱり輸入物が多いのカナ。それから見た目より品質が悪かったりそうでなければ原価をおさえるため買い叩く場合も多いのではないか?現に牛乳なんかここ何年か毎年のように原価が下がっている。国際競争力とかコストダウンとか生産現場の努力不足のように言われがちだが、今それなりにがんばっている生産現場ではこれ以上のコストダウンはむずかしいのではないか?それに競争力と言うけれど、企業も金融業界もネコも杓子も合併・統合と器だけ巨大化して中はグチャグチャではどうしようもない。これからはあらゆる分野で大も中も小もお互いが尊重し合い共存できる社会を目指すべきではないのだろうか、改善すべき点は多々あるだろうが・・・
 農業分野で考えると、最近あちこちで法人化というのを耳にする。確かにそれも有効な手段かもしれないし現にそれを実現して成功した例も耳にするが、それが全てではないし、それぞれの状況に合った形態で試行錯誤しながらやって行くしかないだろう。その見極めが肝心なんだろうネ。
 黄色いサイフではないが、これさえあれば万事うまく行くということはまずないと思った方が賢明だろう。田中耕一さんのノーベル賞にしても、日頃からコツコツと研究を積み重ねた結果が実を結んだということだろうし、地味なようでも向上心を持って日々努力するのが結局は目標への一番の近道なのかもしれない。小さくても明確な目標を持って・・・・・

 皆さんは日々の生活の中で何か楽しみを持っていますか?仕事!という人もいるかもしれないし、趣味でも食べること・寝ることでも何でもいいけど一日の中でも一週間の中でも何か楽しみを持って、メリハリのある暮らしをしましょう。それにはまず健康であること。何もかも忘れてボーッと出来る時間を少しでも持ち、行動する時は怪我しないように集中しましょう。

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